HGUC 1/144 RGM-79C ジム改は、『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』に登場する後期型ジムをモデルにしたガンプラです。パワード・ジムをベースに設計されており、ジム系MSの規格統一化を視野に入れた意欲作。サウス・バニング大尉の搭乗機としても知られ、量産を見据えた汎用MSの中核機として位置づけられます。
今回は、「HGUC 1/144 RGM-79C ジム改」を
- スミ入れ
- 部分塗装(一部のみ)
- デカール追加
- つや消しトップコート
した状態でレビューしていきます。


各部ディテール
頭部

従来のジムより角ばったバイザー形状で一味違う印象。内部メカが造形されており、精密感があります。カメラ内部パーツはシルバーで塗装しています。頬のパーツもグレーで部分塗装しています。

側面に合わせ目ができます。
胴体・腰部

胸部インテークやコックピットハッチは別パーツ化されており、シャープなモールド表現。

腰部にはV字マーキング用のシールが付属します。剝がれやすいので、写真はイエローで部分塗装しています。
腕部


前後に合わせ目ができます。結構目立つので、できれば処理した方が良いです。
手首周りは、設定ではグレーになります。

肩のスラスター内部はグレーで塗装しています。設定ではさらに周りが赤となります。
グレーのパーツに合わせ目ができます。
脚部

スリッパ部のグレーのパーツに合わせ目ができます。

ふくらはぎの部分に合わせ目ができます。

バックパック

バーニア内部は、設定では赤となります。
付属品


90mmマシンガン
武装類は最中構造なので、合わせ目ができます。
ビームサーベルは刃の部分のエフェクトパーツが付属していませんので注意してください。
可動範囲

肘は二重関節で深く曲げることが可能です。

膝関節は90度くらいまでしか曲がらないので、膝立ちはできませんでした。
胴体部の前後可動はありません。
組み立て難易度

パーツ数は標準レベルで、ゲート処理も比較的楽。よくあるパーツ構成なので、初心者にも組みやすい構造です。比較的、短時間で作成できると思います。
総評

パワード・ジムのパーツを流用しているので、バランスが悪いという一部の声もありますが、個人的にはミリタリー感があってお気に入りです。
全体的に細かい部分のグレーの色分けが足りていませんが、そこまで気にならない印象です。
昔のHGらしく各所に合わせ目ができますが、合わせ目消しの練習にはちょうど良いです。
地味ながらもしっかり作り込むほどに愛着が湧き、初心者にもジム系ファンにもおすすめできるキットです。