ガンプラ製作に必須!仕上がりが変わる定番工具10選【初心者から上級者まで】

ノウハウ

必須工具編

1. ニッパー – パーツ切り出しの基本

ガンプラ製作で最も使用頻度が高い工具。ランナーからパーツを切り離す際に使います。
初心者は「両刃ニッパー」がおすすめ。模型用のニッパーを使いましょう。ゲート以外を切ると刃こぼれの原因となりますので、注意してください。

・両刃ニッパー

ランナーから切り取るときに使用します。色々な種類がありますが、「タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパーフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー」が定番です。

・片刃ニッパー

慣れてきたら「片刃ニッパー」もおすすめです。主に2度切り用に使用します。ゲート跡がきれいに仕上がりやすく、後工程が楽になります。刃が薄いので、取り扱いには注意です。

こちらも「ゴッドハンド(GodHand) アルティメットニッパー5.0 GH-SPN-120」が定番です。

今まで色々とニッパーを変えてきましたが、この2本にしてからはずっと同じものを使い続けています。

切れ味を保つために無理な力を入れず、専用のメンテナンスオイルで手入れするのが長持ちのコツです。


2. ピンセット – 細かい作業の必需品

細かいシールやデカールを貼るときに必須。ホコリを取り除くときにも活躍する万能工具です。
先端が曲がっているタイプは角度を付けやすく、マーキングシールを狙った位置に正確に貼れます。

とりあえずこのあたりを買っておけば間違いありません。形はお好みで。
「タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ No.47 精密ピンセット (ツル首タイプ) 」
「タミヤ クラフトツールシリーズ No.48 精密ピンセット ストレートタイプ」

補助工具編

3. デザインナイフ – ゲート処理の強い味方

ゲート跡の処理やバリ取りに使います。他にも色々なことに使用するので、あると便利です。切れ味が良いので削るのではなく「そぎ落とす」感覚で使うときれいに仕上がります。

定番
「タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ No.20 デザインナイフ」

切れ味が落ちてきたらこまめに交換するのがポイントです。


4. ヤスリ – 表面処理で仕上がりを変える

切断跡や表面処理にはヤスリが欠かせません。粗さの異なる番手を使い分けることで、パーツ表面が滑らかになります。初心者はスポンジタイプから始めると扱いやすいです。紙やすりが一番コスパが良いですが、タイパは悪いです。

定番
「神ヤス シリーズ」


5. スミ入れツール – 立体感を強調する演出

モールドを際立たせ、立体感を演出するための工具。ペンタイプは初心者でも扱いやすく、失敗しても消しゴムで修正可能。上級者はエナメル塗料を使った「流し込み」でリアルな仕上がりに挑戦できます。

スミ入れについてはこちらの記事を参照してみてください。


6. トップコート – 質感と完成度を高める

完成後に吹きかけることで、全体の質感をコントロールできます。
つや消しは「リアル感」を、光沢は「プラモデルらしい輝き」を出すのに最適です。スミ入れやデカールを保護する効果もあるため、仕上げには欠かせません。

定番
「GSIクレオス Mr.トップコート 水性プレミアムトップコート スプレー」

青い方ではなく、プレミアムの方をおすすめします。使いやすさと仕上りがかなり違います。コツは薄く吹くよりも、しっかりと濡れるように吹いた方がきれいに仕上がります。


7. マスキングテープ – 塗装・保護のサポート役

部分塗装やスプレー塗装をする際に活躍。細いタイプを持っておくと、複雑なパーツにも対応できます。シールの保護や仮止めにも便利です。細かい部分にはデザインナイフでカットしてから少しづつ貼ると良いです。

定番
「タミヤ メイクアップ材シリーズ マスキングテープ」


8. パーツオープナー – 安全に分解するために

組み立てを間違えたりして、パーツを外すときに役立ちます。マイナスドライバーで代用する人もいますが、専用品ならパーツを傷つけにくく安心です。

定番
「ウェーブ パーツオープナー」

無理に力を入れたりすると、パーツに傷がつくので、注意。最近の柔らかいパーツ(KPS)などは特に傷がつきやすいです。


9. デカール用ツール – 密着度を高めるプロの技

水転写デカールを使う場合は定着材は必須です。軟化剤で曲面に馴染ませ、定着剤で剥がれを防止します。デカールを自然に密着させることで、仕上がりが一気にプロっぽくなります。

定番
「GSIクレオス Mr.マークセッター」


10. 塗装用アイテム – 表現の幅を広げる

塗装に挑戦するなら必須の工具。筆塗りは部分的なリタッチや小物パーツに、エアブラシは全塗装やグラデーション表現に最適です。初心者は筆からスタートすると失敗が少なく安心です。

部分塗装用に、面相筆と平筆。色はブラック、グレー、ホワイト、イエローくらいはあると便利です。種類は用途によりますが、水性がメンテナンスしやすいです。


工具を選ぶコツ

色々な種類があると、どれを選べばよいか迷ってしまいます。あまりに値段が安いものは、それなりの品質です。ある程度の値段を出すことをおすすめします。工具によっては、何十年も使えるものもあるので、コスパはかえって良くなったりします。

総評

ガンプラ製作を始めるとき、最低限必要なのは「ニッパー」と「ピンセット」ですが、作業に慣れてくると徐々に他の工具の必要性を感じるはずです。ヤスリやデザインナイフで仕上げを整え、スミ入れやトップコートで質感を変えることで、同じキットでも完成度が大きく変わります。今回紹介した10種類の工具を揃えておけば、ガンプラ製作がより快適で楽しくなり、完成品の満足度もぐっと高まるでしょう。

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