ジムⅡは、一年戦争終結後、U.C.0080年代の後半以降にジムの後継機として配備された機体です。2011年発売、TVシリーズ「機動戦士Zガンダム」に登場していました。原型となるジムからのアップデートが感じられるキットとなっています。メカニックデザインには複数の方が関わっています。原案は近藤和久氏となります。
今回は、「HGUC RMS-179 ジムⅡ」を
を行った状態でレビューしていきたいと思います。


柔らかみのあるホワイト&グレーを基調に、胸部のレッドと頭部バイザーのグリーンがアクセントに。ホイルシールではなくマーキングシールによってディテールを再現する方式で、素組みでも違和感なく仕上がります。
各部ディテール
頭部

ジムよりも情報量が増えた印象のシルエット。バイザーの形状やモールドの入り方から、軽装甲ながら精密感が伝わります。各センサーはいつものホイルシールではなく、マーキングシールで再現されています。

側面から。
60mmバルカンはイエローで塗装が必要となります。側面には合わせ目ができます。
胴体

左側の胸部にセンサーが追加されています。
首のグレーはマーキングシールで再現されていますが、塗装推奨です。

バックパックにもセンサーが追加されています。バーニア内部は赤で塗装が必要となります。
腕部


前腕部の中央に合わせ目ができます。目立つので処理推奨です。

肩パーツの中央に合わせ目ができます。スラスターがあるので、処理が難しいです。
スラスター内部は赤で塗装が必要となります。
脚部


スラスター内部は赤と黒で塗装が必要となります。

アンクルガードに合わせ目ができます。

ふくらはぎに合わせ目ができます。
付属品
マーキングシールは連邦用、エゥーゴ用、ティターンズ用と豊富な種類が付属しています。

ビームライフル。フォアグリップは可動します。

センサーはピンクで塗装が必要となります。上下に合わせ目ができます。

標準的なシールド

ビームサーベル。持ち手に突起などは無いので、あまり安定しません。
可動範囲

腕部の可動は十分です。

膝立ちはギリギリです。胴体と腰はボールジョイントで接続されていますが、ほぼ可動しません。
組み立て難易度
ジムと同様にパーツ数は少なめで、非常に組みやすい構成になっています。初心者もスムーズに完成させられます。
比較


ジムと比較すると、かなりスタイリッシュになっています。
完成度アップのポイント
総評

おすすめポイント
- ジム系
- 豊富なマーキングシール
- 組み立てやすさ
HGUC ジムⅡは、ジムの造形をベースに機能美を加えた“洗練された量産機”としての風格があります。可動性や付属品は控えめですが、ジム特有の真面目さと堅実な造形が光る一体です。複数体揃えて隊列を組むのも映えるし、細かなスミ入れや塗装を加えて自分だけの機体にも加工しやすい構造です。
シンプルかつ完成度高いガンプラを探している方、量産機のディテールが好きな方にぜひおすすめです。